第305回 出版翻訳家デビューサポート企画2024年総括
年内最後の連載となる今回は、出版翻訳家デビューサポート企画にご参加のみなさまの進捗状況を振り返りたいと思います。
昨年のよしとみあやさんに続いて、今年は酒井瞳さんと国枝成美さんがご出版されました。おふたりのインタビューを以下にまとめてお届けします。本との出逢いや翻訳のうえで努力されたことなど、たっぷりお話しいただいていますので、ヒントを得ていただけたらうれしいです。
第288回 出版翻訳家デビュー記念インタビュー~酒井瞳さん 前編
第289回 出版翻訳家デビュー記念インタビュー~酒井瞳さん 後編
第295回 出版翻訳家デビュー記念インタビュー~国枝成美さん 前編
第296回 出版翻訳家デビュー記念インタビュー~国枝成美さん 後編
続いて、現在挑戦中のIさん、Eさん、Mさんの進捗状況をご報告しますね。各回の内容も説明していますので、ぜひご参考になさってください。
【第1期・第2期ともにご参加のIさん……アーティストの評伝、絵本】
第277回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート54:Iさんの選んだ絵本の企画書と試訳へのフィードバックをお伝えします。
第284回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート59:アーティストの評伝の企画について、批評家の方が同じ企画を進めているのではと心配になったIさん。そういう場合の考え方についてお伝えします。
第285回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート60:批評家の方の講演会に伺ったことから、出版社にご紹介いただけることになったIさん。どうやって伝手をつくればいいのかを考えるご参考になるでしょう。
第286回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート61:ご紹介されて編集者さんに直接お会いしていながら、ご連絡が取れなくなり、まさかの企画引き上げに……。そういう場合の心の調え方について考えます。
【アメリカ在住のEさん……純文学作品】
第278回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート55:Eさんの選んだ純文学作品の企画書と試訳へのフィードバックをお伝えします。
第290回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート62:A社からC社までの持ち込みのご様子と、お断りの場合に落ち込みを長引かせない工夫についてお伝えします。
第291回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート63:他社の編集者さんからご提案いただいた持ち込み先の場合にどうお伝えするべきか、また、お断りの際にもう一押しするべきかどうかを考えます。
【海外在住のMさん……ノンフィクション絵本、絵本パック、自然科学絵本】
第279回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート56:海外在住だと不利だと思ってしまいがちですが、そんなことはありません。海外在住のメリットをどう生かせるかを考えます。
第280回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート57:持ち込みやお問い合わせにお返事がなかった出版社に、電話をかけることで、話が動き出しました。電話をかけるのはハードルが高いかもしれませんが、その効果を実感させてくれる内容です。
第282回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート58:お断りの場合でも、そこでご縁を途切れさせてしまうのではなく、また次に、次にとつないでいく……。そんなMさんの姿勢から多くを学ぶことができるでしょう。
第292回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート64:ノンフィクション絵本の持ち込みを一時停止したいというMさん。どういう場合に続けるべきか、一時停止してもいいのかを考えます。
第293回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート65:Mさんの選んだ自然科学絵本の企画書と試訳へのフィードバックをお伝えします。原書の魅力をどう言語化するかにも触れています。
第294回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート66:Mさんの2冊目の自然科学絵本の企画書と試訳へのフィードバックです。原書の言葉遊びをどこまで日本語で表現するかを考えます。また、企画が通過した場合にどのタイミングで他の企画の話を切り出すかについてお伝えします。
第299回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート67:Mさんが選んだ3冊目の自然科学絵本のご紹介です。同じ著者による4冊目の絵本だけは違う題材となるため、持ち込み先を変えたほうがいいのかというご質問にお答えしています。
第303回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート68:お返事に時間がかかると言われた場合、「時間がかかる」というのがどれくらいの期間を指すのか解説しています。日本のテレビドラマの放映予定も含め、アンテナを張り巡らせているMさんの姿勢も見習いたいものです。
第304回 出版翻訳家デビューサポート企画レポート69:お断りの場合に次の行動を決めておくことの大切さと、年末進行に関係する持ち込みのタイミングについてお伝えしています。
こうして振り返ると、企画参加者の方々が本当によくがんばってこられたなあと感心してしまいます。そのがんばりが報われるとともに、読者のみなさまの力になってくれることを願っています。
レポートには掲載していませんが、他の企画参加者の方々も、海外の大学院に留学して卒業し、現地でお仕事に就かれたり、論文を書くことで出版しやすい環境をつくったり、違う本に取り組んでみたり……とそれぞれに挑戦を続けておられます。またあらためてご紹介していければと思います。
企画にご参加のみなさま、そして読者のみなさま、今年もありがとうございました! 楽しいクリスマスをお過ごしください。そして、どうぞよいお年をお迎えくださいね。来年も、さらにうれしいご報告が続きますように……。次回の連載は年明けの1月8日にお届けします!
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