出版翻訳家デビューサポート企画では、これまでに３名の方がすでに企画通過しています。高額な出版セミナーでも実際に出版にこぎつけられるのは数十人中１人か２人ということを考えると、かなりいい成績を収められているのではないかと思います。

今回は、この企画でサポートを受けたいという方を新たに募集します。私が提供するサポートは、以下のようなものです。

・企画書へのアドバイス
不足している情報を指摘するだけではなく、新しい切り口や、どういう文脈なら出版できる可能性が高まるかを提案します。また、企画の内容に合った出版社の情報を提供します。

・翻訳面のアドバイス
試訳を拝見したうえで、全体のトーンの調整から表記の統一まで、持ち込みができるレベルに達するまでブラッシュアップします。

・編集者さんのご紹介
お付き合いのある編集者さんの中で、企画に関心がある方がいそうな場合は、ご紹介します。お話をつなぐところから、必要であればプレゼンの際に立ち会うところまでフォローします。私に伝手があるのは福祉関係の専門書やビジネス書、実用書が多いのですが、他のジャンルでも、そのジャンルに伝手のある方に私からお願いする形をとるなどして、できる限りサポートしていきます。

・メンタル面のフォロー
すぐに企画が通ることもありますが、何社か断られることもざらにあります。そんな時に気持ちを切り替えて次の持ち込みに向かえるよう、心理カウンセラーとしてもサポートしつつ、具体的な持ち込み先を提案します。

実際のサポートの様子については、「出版翻訳家デビューサポート企画」のシリーズでこれまで53回にわたってお伝えしていますので、詳しくはそちらの記事をご参照ください。また、よしとみあやさんのデビュー記念インタビューもご参考になるかと思います。

サポートさせていただくための条件は以下の通りです。

・この連載の記事をすべてご覧いただいていること、または書籍化された『翻訳家になるための７つのステップ』をご高覧いただいていること

・翻訳したい原書と企画書、試訳をご用意いただいていること

・フィードバックをご提供いただけること
「出版翻訳家デビューサポート企画」のシリーズで読者のみなさまにお伝えしていきたいと思いますので、実際に持ち込んでどうなったか、編集者さんからお返事はあったのか、その内容はどんなものだったのかなど、具体的な情報をフィードバックしていただきます。

・途中でやめないこと
企画の通過までに数年かかることもあるかもしれません。途中で他の原書に替えることは差し支えありませんが、１～２社に持ち込んでダメだったからといってすぐにリタイアということはないようにお願いします。

「ぜひサポートを受けたい！」という方は、こちら（※私の主宰する日本読書療法学会のサイトのお問い合わせ欄になります）から「出版翻訳家デビューサポート希望」の旨、ご連絡ください。ご応募の締め切りは６月５日（水）です。

お申し込み状況によってはお返事にお時間をいただくかもしれませんが、必ずご連絡差し上げます。サポートさせていただくかどうかの最終的なお返事は６月中にいたします。

どんな素敵な企画に出逢えるか、楽しみにしています！　ぜひこの機会に企画をまとめて、あるいはブラッシュアップして、ご応募くださいね。

※この連載を書籍化した『翻訳家になるための7つのステップ　知っておきたい「翻訳以外」のこと』が発売中です。電子書籍でもお求めいただけますので、あわせてご活用くださいね。

※出版翻訳に関する個別のご相談はコンサルティングで対応しています。