INTERPRETATION

第31話 大阪の現場より

吉岡余真人

通訳者のための現場で役立つ同時通訳機材講座

みなさん、こんにちは。

第31話では大阪の現場レポートをお送りします。

今回ご登場いただくくのは、マイヤーズ若菜さん(左)藤 珠恵さんです。

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マイヤーズさんは、大阪在住の通訳者で通訳学校の講師もされています。

ハイキャリアの本ページを生徒さんへの教材として使用していただいているそうです。

通訳ユニット使い方や、マイクとの距離感なども参考になるとのことでした。

マイヤーズさん、ご活用いただきありがとうございます。

今回はDISの同時通訳システムにて運用いたしました。

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DIS(デンマークの同時通訳システム)は通訳ユニットが小さいため、テーブルが広く使える利点があります。

テンナインでは通訳の皆さんが資料を見やすくするため、目安として1000ルクスのLEDを2~3個ブースに設置するようにしております。

また、会場のスクリーンに映し出される映像と手元の資料を交互に見た場合の目の負担を減らす目的のため、手元ランプは明るさが調整できるタイプを採用しています。

最後は現場でのクッションの使用事例です。

テンナインでは、既に導入済みの高反発クッションに、テンナインオリジナルで制作した低反発クッションを2枚併用することで、最高の座り心地を実現しました。

通訳のみなさんに大好評です。

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最近たくさんの会議施設がオープンしておりますが、このような細かい工夫が

通訳者のパフォーマンス向上に役立っていると考えています。

ではまた次回!

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記事を書いた人

吉岡余真人

東京オリンピック開催直前 1964年8月に東京葛飾金町にて産声を上げました。専門学校卒業後、稼業の理髪店を経営するが、オリンピックで開催される国際会議にあこがれ、1989年同時通訳機材会社に就職し、東京サミット、APEC大阪、ADB福岡会議の機材運営に携わる。長野オリンピックでは組織委員会にも在籍し、ローザンヌのIOC本部にも出張し、すべての会場の同時通訳機材運用を統括。第107回IOC総会、理事会、メインプレスセンター、選手村、IBC国際放送センタースポーツ調停裁判所、医事委員会などの同時通訳機材運用を統括する。
その後大手通訳会社にて通訳コーディネーターとして勤務し、社内ベンチャーで機材会社を設立。退職後2005年からは舞台を中国に移し、国際会議ディレクターにて活躍。2008年北京オリンピックでは東京五輪の招致記者会見の通訳・機材の運用に携わり中国および東南アジアでの国際会議を運営する。上海・バンコクの通訳会社にも所属し、東南アジアを駆け巡る日々を送る。
2013年から2017まで株式会社テンナイン・コミュニケーションに在籍し
2017年8月からバルビエコーポレーション株式会社を設立し現在に至る。

END