INTERPRETATION

第12話 パナガイドの使用方法

吉岡余真人

通訳者のための現場で役立つ同時通訳機材講座

みなさん、こんにちは

台風が過ぎ去り、東京は猛暑です。

第12話は、パナガイドの使用方法です。

みなさんの通訳した音声が、どのように聞こえているか

ご存じでしょうか。

皆さんの使う、パナガイドの送信機は非常に感度よく、さまざまなノイズを拾います。

下記のように、マイクの先端部分は非常に感度が良く、指先で触れただけでもノイズとして聞こえてしまいます。

12-1.jpg

下記のように

マイクの付け根部分も、接触したノイズになります。

12-2.jpg

これらのノイズは、受信機(レシーバー)より雑音として聞こえます。

12-3.jpg

対策は

通訳中はマイクに触らない これしかありません

折角の通訳もマイクの使用方法ではお客様の評価も変わってきます。

次回はピンマイクの使用方法について、お伝えします。

ではまた!

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吉岡余真人

東京オリンピック開催直前 1964年8月に東京葛飾金町にて産声を上げました。専門学校卒業後、稼業の理髪店を経営するが、オリンピックで開催される国際会議にあこがれ、1989年同時通訳機材会社に就職し、東京サミット、APEC大阪、ADB福岡会議の機材運営に携わる。長野オリンピックでは組織委員会にも在籍し、ローザンヌのIOC本部にも出張し、すべての会場の同時通訳機材運用を統括。第107回IOC総会、理事会、メインプレスセンター、選手村、IBC国際放送センタースポーツ調停裁判所、医事委員会などの同時通訳機材運用を統括する。
その後大手通訳会社にて通訳コーディネーターとして勤務し、社内ベンチャーで機材会社を設立。退職後2005年からは舞台を中国に移し、国際会議ディレクターにて活躍。2008年北京オリンピックでは東京五輪の招致記者会見の通訳・機材の運用に携わり中国および東南アジアでの国際会議を運営する。上海・バンコクの通訳会社にも所属し、東南アジアを駆け巡る日々を送る。
2013年から2017まで株式会社テンナイン・コミュニケーションに在籍し
2017年8月からバルビエコーポレーション株式会社を設立し現在に至る。

END