INTERPRETATION

第10話 テンナインの同通ブース環境

吉岡余真人

通訳者のための現場で役立つ同時通訳機材講座

読者のみなさま、こんにちは。

節目の第10話をお送りします。

今回は通訳の皆様に好評をいただいている

弊社のブース環境をご紹介させていただきます。

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まず最初はブースの内部です。

資料用のマグネットに、プラズマクラスター(小型空気清浄機)

通訳のみなさんが使用可能なコンセントです。

手元ライトも白色LEDにし、ブース内部の反射照明としても生かしました。

尚、ムーミンは社長が大好きで、

フィンランドから取り寄せる凝りようです。

続いては簡易ブースです。

2名用ですが、3名も可能です。

このブースは専用トランクにて運送が容易です。

来週には米国での国際会議で使用します。

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特長はLEDの反射を生かし、手元を明るくすることで

通訳のみなさんの作業性を向上させていることです。

プラズマクラスターも、もちろんありますよ!

下記の写真は

弊社で日常使用している、BOSCHの通訳ユニットです。

マイクの先には、テンナインのコーポレートカラーである、オレンジ色のウインドスクリーン(風防)を装着しております。

このウィンドスクリーンがあることで、声の風圧を軽減でき、みなさんの通訳音声をクリアに参加者に届けることができます。

ヘッドフォンもbang-olufsenを使用しております

特長として

音質がよく、耳あてが上下左右に可動するため、装着感が良いと好評です。

色も弊社のコーポレートカラーのオレンジです。

他にイエロー、白、黒を用意しております。

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いかがでしょうか

下記の手元ランプには

時間、温度も表示し、通訳のみなさんのために

さまざまな情報を確認できるようにしております。

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今後もさらに工夫してきます。

ではまた次回!

Written by

記事を書いた人

吉岡余真人

東京オリンピック開催直前 1964年8月に東京葛飾金町にて産声を上げました。専門学校卒業後、稼業の理髪店を経営するが、オリンピックで開催される国際会議にあこがれ、1989年同時通訳機材会社に就職し、東京サミット、APEC大阪、ADB福岡会議の機材運営に携わる。長野オリンピックでは組織委員会にも在籍し、ローザンヌのIOC本部にも出張し、すべての会場の同時通訳機材運用を統括。第107回IOC総会、理事会、メインプレスセンター、選手村、IBC国際放送センタースポーツ調停裁判所、医事委員会などの同時通訳機材運用を統括する。
その後大手通訳会社にて通訳コーディネーターとして勤務し、社内ベンチャーで機材会社を設立。退職後2005年からは舞台を中国に移し、国際会議ディレクターにて活躍。2008年北京オリンピックでは東京五輪の招致記者会見の通訳・機材の運用に携わり中国および東南アジアでの国際会議を運営する。上海・バンコクの通訳会社にも所属し、東南アジアを駆け巡る日々を送る。
2013年から2017まで株式会社テンナイン・コミュニケーションに在籍し
2017年8月からバルビエコーポレーション株式会社を設立し現在に至る。

END