INTERPRETATION

第9話 最新のテンナイン機材事情

吉岡余真人

通訳者のための現場で役立つ同時通訳機材講座

読者のみなさま

大変お待たせしました。

第9話を投稿させていただきます。

その分、第9話では最新の機材事情についてご報告します。

その1 テンナイン自社ブースのお披露目

まずは下記写真をご覧ください。

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このブースは私がこの業界に入った、25年前から設計し、改良を加えてきました。

外観にも梨地の素材に技術者にもやさしい、すべての面を面取りし、設営による

けがの防止にも配慮しています。

弊社では通訳のみなさんが、通訳業務をしやすい環境をこれからも追及してゆきます。

その2 パナガイド運用現場にて

 先日の現場において、献血の案内にて使用中のマイクが、CH-1に混信しました。

電波は共用ですので、混信があった場合、CH-2やCH-3にすぐに変更して対応してください。

パナガイドの電波は322MHzという周波数を使用し、電波の強さも0.01Wで無免許で運用が可能です。

送信機が2台ある場合は、同じチャンネルにしないようにしてくださいね。

よろしくお願いします。

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記事を書いた人

吉岡余真人

東京オリンピック開催直前 1964年8月に東京葛飾金町にて産声を上げました。専門学校卒業後、稼業の理髪店を経営するが、オリンピックで開催される国際会議にあこがれ、1989年同時通訳機材会社に就職し、東京サミット、APEC大阪、ADB福岡会議の機材運営に携わる。長野オリンピックでは組織委員会にも在籍し、ローザンヌのIOC本部にも出張し、すべての会場の同時通訳機材運用を統括。第107回IOC総会、理事会、メインプレスセンター、選手村、IBC国際放送センタースポーツ調停裁判所、医事委員会などの同時通訳機材運用を統括する。
その後大手通訳会社にて通訳コーディネーターとして勤務し、社内ベンチャーで機材会社を設立。退職後2005年からは舞台を中国に移し、国際会議ディレクターにて活躍。2008年北京オリンピックでは東京五輪の招致記者会見の通訳・機材の運用に携わり中国および東南アジアでの国際会議を運営する。上海・バンコクの通訳会社にも所属し、東南アジアを駆け巡る日々を送る。
2013年から2017まで株式会社テンナイン・コミュニケーションに在籍し
2017年8月からバルビエコーポレーション株式会社を設立し現在に至る。

END