INTERPRETATION

第6回 簡易ブースのご紹介

吉岡余真人

通訳者のための現場で役立つ同時通訳機材講座

読者の皆様、いつもご覧いただきありがとうございます。

最近、現場でお会いする通訳者の皆様より、ブログを拝見しているわよとお声をかけていただき恐縮いたします。

繁忙期が終わり、ゆっくり静養というわけではありませんが

年末年始はごゆっくりお過ごしください。

今回は昔のお話をさせていただきます。

下記の写真は2004年1月15日(金)の読売新聞朝刊の1面です。

小泉総理の右わきに私が写っております。

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これは内閣府主催の官邸経済コンファレンスの開会の様子です。

当時所属していた、某通訳会社の機材部門の責任者であった私は

エンジニアが嫌がる、首脳のマイクサポートをいたしました。

ただのマイク係とは違い、首相の音声を確実にマイクに届け

万が一の際は予備のマイクを用意する

首相の脇という、究極の緊張の中でマイク運用を確実に行う大切な業務です。

会議は無事に進行しました。

そしてこの極度の緊張を味わうとこの仕事の虜になるわけです。

そのような経験から、テンナインでは下記機材環境を皆様にご提供しております。

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テンナインオリジナル簡易ブースです。

ブース内に携帯やPCの電源を2口用意しました。

簡易ブースは狭い環境で使いますので、頭をぶつけないようにブースの天井を70cmにしました。

ヘッドフォンもBang & Olufsenを採用し、音質、耳への装着感が向上しております。

色もテンナインのコーポレートカラーのオレンジを採用しております。(別の色も用意)

その他には、ch表示板をLEDで見やすくしました。

会議開始後はLEDを消し、運営環境に配慮いたしました。

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これからもさまざまなアイディアを提案してまいります。

本年もありがとうございました。

来年も皆様にとって良い年になりますようお祈りいたします。

どうぞよいお年を!

吉岡 余真人

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吉岡余真人

東京オリンピック開催直前 1964年8月に東京葛飾金町にて産声を上げました。専門学校卒業後、稼業の理髪店を経営するが、オリンピックで開催される国際会議にあこがれ、1989年同時通訳機材会社に就職し、東京サミット、APEC大阪、ADB福岡会議の機材運営に携わる。長野オリンピックでは組織委員会にも在籍し、ローザンヌのIOC本部にも出張し、すべての会場の同時通訳機材運用を統括。第107回IOC総会、理事会、メインプレスセンター、選手村、IBC国際放送センタースポーツ調停裁判所、医事委員会などの同時通訳機材運用を統括する。
その後大手通訳会社にて通訳コーディネーターとして勤務し、社内ベンチャーで機材会社を設立。退職後2005年からは舞台を中国に移し、国際会議ディレクターにて活躍。2008年北京オリンピックでは東京五輪の招致記者会見の通訳・機材の運用に携わり中国および東南アジアでの国際会議を運営する。上海・バンコクの通訳会社にも所属し、東南アジアを駆け巡る日々を送る。
2013年から2017まで株式会社テンナイン・コミュニケーションに在籍し
2017年8月からバルビエコーポレーション株式会社を設立し現在に至る。

END