INTERPRETATION

Thresholdとスレッショルド

HAJI

英語のツボ

最近の通訳の話題から。

会議中、誰かがThresholdという言葉を連発。

「あぁー、きちんと日本語ストックしておけばよかった。閾値(いきち)しか出てこない…。」

少し難しめのthresholdという言葉。日本語で辞書を引くと「閾値」と出てきます。自分の中ではthreshold=閾値という訳しか頭に入っていませんでした(変に難しい単語しか出てこないときってありますよね…?)。

要は「何か変化が起こるための基準値」のことです。自分の中では高校の生物で習った「閾値」という概念ばかりが頭にはびこり、それがthresholdと一対一の訳で覚えてしまっていたので、他の訳がまったく出てこず。

「”いきち”と口頭で言われても即座に理解できないですよね。ゴメンナサイ」と心の中で謝りつつも、その人がthresholdと連発するものだから頭はフリーズ。

特に通訳は文字ではなくて、音声なので聞いてわかりにくい言葉は常にわかりやすい言葉に変換をしなければいけない、という良い教訓になりました。

Thresholdは文脈上、特に定訳がないのであれば「基準値」と訳すのがおそらく無難。

もしくは聞いた話、ITの世界だと「スレッショルド」とそのままカタカナで使う人もいるようです。

他にも様々な用例がある単語ですが、閾値と訳すにしても「いきち」というより「しきいち」と言った方が、音声上伝わりやすいかもしれません。

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記事を書いた人

HAJI

国際教養大学卒業後、COWプロジェクトメンバーとして入社。大学時代を社会学を専攻し、アメリカに留学。ジャズが大好きで、アメリカのジャズ拠点をフィールドワークしたことも。
現在は目標とする先輩の通訳者のようになれることを目指して日々奮闘中。

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