21歳の誕生日
先日、友人が21歳の誕生日を迎えました。アメリカでは飲酒の年齢が21歳であることから、16歳を祝うSweet Sixteenなどと並んで、大きなイベントです。私の友人も誕生日の前から、「あと2週間だ」とか「来週の今頃は、一緒に食事に行って私もワインが飲める」などと話をしていました。彼女の誕生日は9月16日の木曜日。時には誕生日の前夜にバーに行って、0時を過ぎたところでTwenty-one shotsと呼ばれることを行う人もいます。これは、21歳を記念してショットグラスに入ったアルコールを21杯飲むというもの。実際にはその21杯を友人とシェアしたりするのでしょうが(そうでないと、相当肝臓に悪いでしょう)。しかし彼女の場合は木曜日も金曜日も大学の授業があり、特に外出はなく、自宅で0時を迎えたようです。私も携帯のメールで誕生日を祝いました。 当日は一緒に食事に行き、また翌日の土曜日には彼女の実家で誕生日が祝われました。
ミシガン州の免許証は21歳までは縦長、21歳以上は横長になっています。これによって未成年かどうかがすぐに判断できるのです。もちろん、偽物があるかも知れませんから、免許証の裏には茶色のテープがあって、それをスキャンすると誕生日の情報が示されるようにもなっています。彼女は9月の頭に新しい免許証のための写真を撮りに行き、早く横長の免許証が届くのを心待ちにしていました。
実はその免許証、誕生日の1日前に実家に届いていたのですが、それをあえて家族は彼女に伝えずにいました。彼女が自宅に着くとすぐ、「免許証が届いているかなあ」と郵便受けに向う姿を皆で見ていました。実際にはすでに届いていた免許証が彼女の誕生日プレゼントが入った袋に入れられていたのです。ですからプレゼントを開けながらその封筒を見つけ、非常に嬉しそうでした。It’s horizontal!(横長だ!)と何度も繰り返し言って喜んでいました。
誕生日当日はまだ古い縦長の免許証のままでしたから、夕食のときにワインを飲んだのですが、縦長の免許証を見せなければなりませんでした。しかし実家で誕生日を祝って自宅に戻ったあと、一緒に近くのバーに行ったのですが、そこでは横長の免許証を見せて年齢確認をすることができました。
別の友人が言うには、セルビアなどの東欧諸国では特に飲酒の年齢制限はないようです。ある意味元共産圏の国々は統制が厳しそうでありながら、ある部分ではその様な統制がないというのは興味深いところです。もちろん、それなりの理由があるのでしょうが。逆にアメリカは日本以上に(というより日本は全く厳しくありませんね)厳しく、栓の開いたアルコールをもあることが禁止されていたり、21歳の年齢確認も厳しく行われています。
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