INTERPRETATION

キャンプ2

木内 裕也

Written from the mitten

 先週に続いて、独立記念日のキャンプの様子です。1枚目の写真にあるように、30名以上の大所帯でも十分なスペースのキャンプサイトで、子供たちは自転車に乗ったり、また2枚目の写真のように椅子に座ってリラックスしたりして大半の時間を過ごしました。

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2日目にはカヌーにも乗りに行きました。キャンプサイトがカヌーを貸し出していました。約3時間のコースで、川の上流までバスで連れて行ってもらい、そこから川下りをします。非常に穏やかな流れの川で、3名と4名に分乗し、途中で何度か砂の川岸に止まりながらゆっくりと川下りをしました。事前に「水鉄砲を買ってくるように」と伝えられていました。見知らぬ人でも近くに他のカヌーが来ると、特に小さな子供が乗っている場合は水鉄砲で狙われることがあるのです。

 2日目の夕食は魚のフライでした。友人の兄弟で、魚釣りが大好きな人がいます。その人が毎年、30人以上の夕食に十分な量の魚をキャンプサイトに持ち込んで、その場で白身魚のフライを揚げてくれるのです。今年も例年通りで、皆その夕食を楽しみにしているようでした。私も話には聞いていたのでずっと楽しみにしていましたが、誰もが「キャンプには欠かせない料理の1つが魚のフライだ」と言うのが分かる、非常に美味しい夕食でした。

 30名以上の食事を準備するのは容易ではありません。時には家族単位で食事を作ることもありましたが、魚のフライだけではなく、例えば3日目の朝食も皆で一緒に食事をとりました。前日にキャンプサイトから10キロ程度はなれたスーパーに買出しにいったのですが、500グラム入りのベーコンを10袋買いました。それをキャンプファイヤーの上に設置した網の上に敷いたアルミの上で焼きます。アメリカのベーコンは日本のベーコンより脂分が多く、カリカリになるまで焼くと相当量の油が出てきます。私がベーコン担当だったので、1時間近くかけて合計5キロのベーコンを料理しましたが、それもあっという間になくなりました。

 ほとんどの人は振り替え休日で休みになった月曜日の午前中までキャンプサイトに残りました。私と友人は月曜日に用事があったので日曜日の夜遅くに家に戻りました。3日間のリラックスの後は、研究と執筆生活です。夏学期の授業は終わっているので、残りの夏は研究と、論文や書籍に執筆が中心になります。とは言っても、7月は10日間サッカーで家を留守にしますし、その後はウイスコンシン州に出張。それが終われば引越しです。今月中は時間を作るのにも苦労しそうです。

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記事を書いた人

木内 裕也

フリーランス会議・放送通訳者。長野オリンピックでの語学ボランティア経験をきっかけに通訳者を目指す。大学2年次に同時通訳デビュー、卒業後はフリーランス会議・放送通訳者として活躍。上智大学にて通訳講座の教鞭を執った後、ミシガン州立大学(MSU)にて研究の傍らMSU学部レベルの授業を担当、2009年5月に博士号を取得。翻訳書籍に、「24時間全部幸福にしよう」、「今日を始める160の名言」、「組織を救うモティベイター・マネジメント」、「マイ・ドリーム- バラク・オバマ自伝」がある。アメリカサッカープロリーグ審判員、救急救命士資格保持。

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