第35回 ソウルフル通訳
平井堅とわたしには共通点があります。さて、一体何でしょう?
わかりますか?「顔が濃い」なんて言わないでくださいね!
ちょっと難しいかしら?じゃあ、もう少しヒントを出しましょう。平井堅だけじゃなくて、鬼束ちひろとも、一青窈とも共通しています。
さあ、これでわかったでしょうか?
答えは・・・「手がよく動く」です。
鬼束ちひろや一青窈が歌っているときに、音の高さにあわせて手がかなり動いているのが気になったこと、ありませんか?平井堅の場合は、それに目元のしわまで使って音をとっている気がしてなりません。「高音を出すときには、やっぱりこのしわがないとダメなのかしら?」と考えながら見入ってしまいます。(決して平井堅が嫌いなわけじゃありませんよ!むしろ、かなり好きなほうですので、念のため。)
かくいうわたしも、通訳の途中でつい「手」が出てしまうことがよくあるんです。
あの・・・「手が出る」と言っても、「通訳をしていて、わけのわからないことをいう人がいたのでぶん殴った」とか、そんなことじゃありませんよ。
自分でも通訳をしながら気づくんですが、やたらと手が動いているんです。「手話か?」っていうくらいに。なにもミュージシャンのように音の高さをとっているわけじゃないんですが・・・。自分でも気になるので抑えようと思うものの、そうなると今度は気が散って通訳のパフォーマンスのほうに影響が出てしまいます。
「通訳に影響が出るよりは、手が動いているほうがまだきっとマシよね?」
というわけで、結局は放置します。
そういえば昔、通訳ブースの中でこぶしを振り上げて熱くなっている通訳者を見て、びっくりしたことがあります。スピーカーと一体となっている、というよりスピーカーよりも盛り上がっていました。
言葉だけじゃなく、スピーカーの熱い思いを伝えようとするから、つい身振り手振りに熱が入っちゃうんですよね!・・・ということにしておきましょう。
わたしが通訳していても、手元に注目するのはやめてくださいね!めちゃくちゃやりにくいですから・・・。
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