INTERPRETATION
第313回 「日和見主義者」
fence-sitter 日和見主義者
Rather than being a fence-sitter, take up the courage and say your opinion. (日和見主義者でいるよりも、勇気を出してあなたの意見を言ってごらん。)
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今回ご紹介するfence-sitterは「日和見主義者」という意味です。日和見主義(ひよりみしゅぎ)とは、「状況を伺いつつ、自分に有利になりそうになるのを見極めてから態度を決定する」ということです。英語のfenceは「柵、フェンス」で、sitterはsit(座る)から来ていますので、なるほど、柵の上に座ったまま様子を眺めているのが想像できますよね。
さて、心理学者アドラーは、「すべての悩みの根源は人間関係から来ている」と述べています。組織やプライベートの場面で日和見主義的な態度をとる人がいると、人間関係がややこしくなったり、物事が進まなかったりしてしまいます。そうなるとストレスがこちらもたまりますよね。
では、解決策は?理想としては、「自分のイイタイコト」を我慢せず、相手が理解してくれるような形で伝えるのが一番なのではと私は思います。伝えるには勇気がいりますが、「伝え方」に配慮することで突破口も見出せるような気がします。ベストを尽くして伝えてみる。それでもダメならそのときまた考える。そのように私は思っています。
さて、最後にもう一つ。-sitterを用いるフレーズを英語辞書で調べたところ、”aisle-sitter”を発見!アメリカ英語の口語表現で「演劇評論家」のことだそうです。
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