第309回 「いつか、やがて」
down the road (いつか、やがて)
Somewhere down the road, I hope to become a counselor and help young people. (いつか私はカウンセラーになって、若い人たちを助けたいですね)。
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「いつか、やがて」を英語でdown the roadと言います。文字通り訳せば「道を下って」ですが、「今後、ゆくゆくは」という意味合いをこの3単語で表します。私などこのような表現に出会うたびに、「では、up the roadは?」「road以外にあるのかしら?」などと思いを馳せてしまいます。調べたところ、go up the roadは「通りを前進する」、It is up the roadは「まっすぐ行った先にある」との例文が出てきました。よって、up the roadに比ゆ的な意味はないようです。なお、down the …に関しては、down the line(そのうちに)がありました。こうして関連フレーズが見つかると、お宝発見気分になります(笑)。
さて、例文に出てくるcounselorですが、イギリス英語はcounsellorとlが2つになります。同様のルールはjewelry / jewelleryやtraveled / travelledなどがありますよね。
なお、counselは「相談、協議」のこと。coun(共に)とsel(集める)の組み合わせが転じて「相談する」という意味になりました。語源はラテン語です。類似単語にcouncil(協議会)があり、こちらもラテン語が語源で、coun(共に)とcil(呼ぶ)が元になり、「共に呼び合って集まる」となりました。どちらもよく似ていますが、私自身は「counsel(相談系)」「council(集まり系)」というざっくりとしたとらえ方で覚えるようにしています。
ところで先日「テルマエ・ロマエ」の作者ヤマザキマリさんのエッセイを読みました。波乱万丈の体験をされたヤマザキさんの文章から、「多様な生き方をして良いのだ。人生は短い!」とつくづく感じました。みなさまも日々の充実を大切にお過ごしくださいね。
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