INTERPRETATION
第294回 「観客を大いに喜ばせる」
set the house on fire (観客を大いに喜ばせる)
The musical went on for more than 30 years and had set the house on fire. (そのミュージカルは30年以上も続き、観客を大いに喜ばせてきました。)
******
「観客を大いに喜ばせる」を英語でset the house on fireと言います。house on fireは火事などで「燃える家」を指しますが、このような比ゆ的な表現になったのが興味深いところです。他にもget along like a house on fire (意気投合する)、go like a house on fire(順調に運ぶ)などもあります。なお、上記例文は過日閉幕したNYブロードウェイの「オペラ座の怪人」を意識して作成しました。
ところでhouseと聞いて思い出すのが、幼少期に通ったイギリスの小学校です。houseは学年を超えた縦割りシステムのことで、そのハウスごとにスポーツ大会などを競うのです。初めて聞いたときは「なぜ『家』なの?」と思いましたが、語源はボーディングスクールにあるシステムだそうです。私が通っていた学校はイギリスのお城の名前(Balmoral, Windsor, Caernarvon, Holyrood)という4つのハウスがありました。校舎内の掲示板にそれぞれのハウスの功績が貼られており、学業やスポーツ、芸術など、生徒それぞれが得意分野で実力発揮できるようなシステムでした。
-
国際舞台で役立つ知識・表現を学ぼう!
-
オリンピック通訳
-
英語のツボ
-
教えて!通訳のこと
-
【人気会議通訳者が教える】Tennine Academy
-
通訳者インタビュー
-
通訳者のひよこたちへ
-
ビジネス翻訳・通訳で役立つ表現を学ぼう!
-
通訳者のための現場で役立つ同時通訳機材講座
-
通訳者になるには
-
Training Global Communicators
-
忙しい人のためのビジネス英語道場
-
やりなおし!英語道場
-
Written from the mitten
-
通訳者のたまごたちへ
-
通訳美人道
-
マリコがゆく
-
通訳者に求められるマナー
-
通訳現場おもしろエピソード
-
すぐ使える英語表現
-
Bazinga!
-
通訳式TOEIC勉強法
-
American Culture and Globalization
-
中国語通訳者・翻訳者インタビュー
-
多言語通訳者・翻訳者インタビュー