INTERPRETATION
第289回 「お互い苦しい立場にある」
in the same boat (お互い苦しい立場にある)
My best friend and I have to take an exam next month. We are in the same boat but we have been supporting each other. (親友と私は来月試験を受けねばなりません。お互い苦しい立場にありますが、支え合っています。)
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「お互い苦しい立場にある」を口語表現でin the same boatと言います。文字通り訳せば「同じ船に乗っている」ですが、「船」を「困難な状態」と見立てているのですね。このフレーズの語源は19世紀半ばで、主にギリシャ人が使っていたそうです。小さな船に乗った乗客たちの境遇を表しています。
ところで私は未知の英語に出会うと、辞書でどんどん調べたくなります。早速boatを引いたところ、burn one’s boatsは「背水の陣を敷く」、miss the boatは「好機を逸する」、take to the boatsは「引き受けた仕事を放棄する」などといった意味があることを知りました。さらに興味深かったのは、gravy boatとsauce boatという単語!これは「ソースを搭載した輸送貨物船」・・・ではありません。正解は「舟形のソース入れ」。日本では「ソースポット」と言われ、よくカレーが入っていますよね。書いているうちに何やらカレーが食べたくなってきたのでした!
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