INTERPRETATION
第269回 「苦行」
purgatory 苦行
Reading maps can be a purgatory for some. As for me, I just love looking at maps!
(人によっては地図を読むのは苦行でしょう。私の場合、とにかく地図を見るのが大好きなのですよね!)
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purgatoryは「苦行」という意味で、ユーモアをもって使われることが多い単語です。語源はpurge(一掃する)と同じくラテン語です。大文字のPurgatoryの場合、カトリック用語の「煉獄」という意味にもなります。
ところで皆さんは日ごろどのようにして単語の意味を調べていらっしゃいますか?最近はスマートフォンのコピー&ペースト機能から素早く語義を知ることができますよね。一方、私の場合、単語そのものを深く知りたいという思いがあるため、あえて電子辞書を使っています。英和辞典はもちろん、英英辞典にも手を伸ばしてみるのです。
興味深いのは、英和辞典の大半が同じような順番で語義を並べている傍ら、英英辞典は必ずしも英和辞典と同順位の羅列ではない、という点です。今回ご紹介したpurgatoryも英和辞典の多くは「浄罪、煉獄」が冒頭にあり、そのあとに「苦しみ」と続きます。英英辞典も同様化と思いきや、Longman Dictionary of Contemporary English だけは”something that makes you suffer – used humorously”がトップにありました。
こうした違いを発見できるのも、英語学習の醍醐味です。
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