INTERPRETATION
第167回 「素直に認める」
make no bones about …~を素直に認める、~について率直に言う
I saw her going out with a new boyfriend so I asked her. She made no bones about it.
(新しい彼氏と歩いていたので彼女に聞いてみました。率直に認めていましたね。)
make no bones about … の語源には諸説あるようです。中でも有力なのは「サイコロ遊び」から来たというもの。サイコロは昔、骨から作られていました。ただ、実際のところ、ネイティブスピーカーもこの表現の成り立ちについてはあまり知らないとインターネットの各ページには出ています。
boneを辞書で引くと、こうした珍しいフレーズが結構ありました。たとえばa bone of contention(争いの種)、throw … a bone(人に多少の援助をする)、to the bone (節約などがぎりぎりまで)などです。「からからに乾いた」はbone-dryと言います。形容詞です。
ところで私は昔から辞書引き遊びが好きで、今でも紙辞書を広げてはどんどん「脱線」しています。たとえば今回のboneの場合、最後のeを他の母音にしたらどのような単語があるか調べるのです。bonaから連想してbonafide(真実の)、boni→bonito(カツオ)、bono→U2のBonoという具合。uならbonusですよね。私にとって既知の単語をあらためて引き直すことそのものがbonusです。
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