INTERPRETATION
第135回 「多くの人を激怒させる」
stir a hornet’s nest 多くの人を激怒させる
The new tax which is now under consideration may stir a hornet’s nest.
(現在検討されている新しい税は、多くの人を激怒させるかもしれません。)
a hornet’s nestは「大きな騒動、(大勢が怒っていて)面倒な状況」という意味です。hornetとは「スズメバチ」のこと。「スズメバチ」はその姿からyellow jacketとも言います。stir a hornet’s nestは「多くの人を激怒させる」という意味です。
ところで「ハチ」にも色々な英語がありますよね。waspも「スズメバチ、ジガバチ」のことですが、一方のbeeは広い意味での「ハチ」、狭義であれば「ミツバチ」を指します。beeは「勤勉の象徴」ですが、waspは「怒りっぽい人」というニュアンスがあります。なお、bumble beeは「マルハナバチ」のことです。
hornet’s nestが初めてお目見えしたのは18世紀中ごろと言われています。「ハチの巣をつついたような騒ぎを引き起こす」という状況が、この表現の語源となりました。ところでアメリカのユタ州の俗称はthe Beehive Stateです。beehiveは「ミツバチの巣箱」のことで、ユタ州の旗のデザインにもそれが描かれています。beehiveが進歩と勤勉を象徴するため、この柄が採用されたそうです。
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