第128回 「使命」
calling 使命感、強い衝動
After visiting the refugee camp, he felt a strong calling to work at the United Nations.
(難民キャンプを訪れた後、彼は国連で働きたいという強い衝動を感じました。)
今回ご紹介するcallingは「使命感、強い衝動、強い希望」という意味です。ほかにも「天職」「神のお召し」などの語義もあります。英英辞典を引いてみると”a strong desire or feeling of duty to do a particular job, especially one in which you help other people”(オックスフォード現代英英辞典)、”a strong desire or feeling of duty to do a particular kind of work, especially religious work”(ロングマン現代英英辞典)と出ていました。callingは人を助けることや宗教関連的な意味のようです。
では同じ「使命」でもmissionとはどう異なるのでしょうか?こちらも英英辞典で調べてみました。オックスフォードの方は”particular work that you feel it is your duty to do”となっており、ロングマンには”something that you feel you must do because it is your duty”でした。いずれもdutyという言葉が使われています。となると次に気になるのはdutyで、その語義を英英辞典で見たところmoral やlegalという言葉で説明されていました。
このように、一つの単語をきっかけに英英辞典をどんどん読み進めてみると、日本語の辞書だけではなかなか説明しきれないニュアンスまで伝わってきます。学習者向けの英英辞典は例文も豊富で使いやすいですので、ぜひ皆さんも辞書の世界を楽しんでくださいね。
-
国際舞台で役立つ知識・表現を学ぼう!
-
オリンピック通訳
-
英語のツボ
-
教えて!通訳のこと
-
【人気会議通訳者が教える】Tennine Academy
-
通訳者インタビュー
-
通訳者のひよこたちへ
-
ビジネス翻訳・通訳で役立つ表現を学ぼう!
-
通訳者のための現場で役立つ同時通訳機材講座
-
通訳者になるには
-
Training Global Communicators
-
忙しい人のためのビジネス英語道場
-
やりなおし!英語道場
-
Written from the mitten
-
通訳者のたまごたちへ
-
通訳美人道
-
マリコがゆく
-
通訳者に求められるマナー
-
通訳現場おもしろエピソード
-
すぐ使える英語表現
-
Bazinga!
-
通訳式TOEIC勉強法
-
American Culture and Globalization
-
中国語通訳者・翻訳者インタビュー
-
多言語通訳者・翻訳者インタビュー