INTERPRETATION

第44回 「食事をする」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

break bread 食事をする

Three years have passed since we broke bread at the local restaurant.

私たちが地元のレストランで食事をしてから3年がたちました。

今回ご紹介するのはbreak breadという表現です。これは「食事をする」という意味で、上記の例文はThree years have passed since we dined at the local restaurant.と言い換えることもできます。

一節によると、break breadは聖書からの引用のようです。たとえば「使途言行録20:7」には「週の初めの日、わたしたちがパンを割くために集まっていると」という文章が出てきます。食事をする、パンを分かち合うという意味合いが込められています。また、キリスト教の聖餐式でパンをちぎって配ることもbreak breadと言います。

ところで「パン」にも色々な英語があります。breadは食パンですが、小型パンはroll、フランスパンはFrench loafです。一方、丸パンはbunと言います。パンの耳はcrust、黒パンはbrown breadです。なお、black breadはライ麦の黒パンを指します。こうしてついでに色々と同時に覚えておくと、単語力もグンと向上します。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学およびアイ・エス・エス・インスティテュート講師。
上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。英国BBCワールド勤務を経て現在は国際会議同時通訳およびCNNや民放各局で放送通訳業に従事。2020年米大統領選では大統領・副大統領討論会、バイデン/ハリス氏勝利宣言の同時通訳を務めた。NHK「ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説担当を経て、現在は法人研修や各種コラムも執筆中。

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