INTERPRETATION
第233回 「肝心なときに」
where the rubber meets the road (最も肝心なとき、正念場)
The lawyer has spent so much time and effort. Tomorrow’s trial is where the rubber meets the road. (弁護士は多くの時間と努力を払ってきました。あすの裁判が正念場です。)
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辞書でrubberを引くと「ゴム」という語義が出てきますよね。でもこの文章のrubberは「タイヤ」の意味です。自動車のタイヤは走っている際、道路と接します。つまり、その「接した瞬間」のことをこのフレーズでは「問題や苦しいことに接した瞬間」と象徴的にとらえているのですね。この表現は”when/where the rubber meets the road” または”when/where the rubber hits the road”などのパターンがあります。
さて、子どもの頃、私はイギリスの小学校に通っていたのですが、文房具の英語が私には新鮮でした。たとえば「消しゴム」はrubber、「ボールペン」はbiro、「修正液」はTipp-Ex(商品名より)などが挙げられます。中でも教室内で使用頻度の多かったのがBlu Tackという粘着ゴム。セロテープではなく、何度でも貼ってはがせるBlu Tack(発音は「ブルー・タック」)は本当に便利でした。ようやく最近になって日本でも通販や東急ハンズで買えるようになり、ありがたい限りです。
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