INTERPRETATION
第25回 「明快な呼びかけ」
clarion call 明快な呼びかけ
S&P downgrade threat is a clarion call for euro reform.
S&Pによる格下げ警告は、ユーロ圏の改革を求める明快な呼びかけです。
今回ご紹介するのはclarion callという表現です。例文は2011年12月6日のニュースに基づくもので、格付け会社S&Pがユーロ圏の加盟国に対し、格下げを警告したという内容です。格下げをするとのメッセージを発したことで、S&Pはユーロ圏の改革をぜひとも求めるというハッキリとした態度を示したのです。
clarionはもともと高い音を出す昔のラッパのことで、済んだ明るい音色が特徴的です。単語のclar-は英語の「clear」、-ionは「動作や結果、状態」などを表す名詞語尾です。ちなみに楽器を使った表現は他にもblow one’s own horn(自画自賛する)、play first violin(指導的役割を演ずる)、beat the drums(派手に売り込む)、harp on a string(同じことをくどくど繰り返す)などがあります。
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