INTERPRETATION

第21回 「大学1年目で15ポンド太ること」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

freshman fifteen 大学1年目で15ポンド太ること

Since I became a college student,

I ate a lot so I gained “freshman fifteen.”

大学生になってからたくさん食べたので、大学1年目で15ポンドも太ってしまいました。

 今回ご紹介する表現は主にアメリカやカナダで使われるものです。freshmanは大学1年生のこと。fifteenとは体重の15ポンド、つまり約7キロという意味になります。これは新入生が入学後、1年間で食べ過ぎや運動不足に見舞われておよそ7キロも太ってしまう状況を指します。数字はfifteenでも15でも構いません。同様の表現でfreshman tenもあります。

 なぜ急激に太ってしまうか。その理由として考えられるのが、入学後のアルコール摂取、またカフェテリア形式の学食で好きなものだけを食べてしまうという傾向が挙げられます。私自身、ロンドンで大学院生活を送っていたころは、大量の炭水化物やデザートのケーキなどが並ぶ寮の食事に参ってしまったこともありました。

 ちなみにオーストラリアやニュージーランドではfirst year fattiesやfresher fiveと表現するそうです。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学およびアイ・エス・エス・インスティテュート講師。
上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。英国BBCワールド勤務を経て現在は国際会議同時通訳およびCNNや民放各局で放送通訳業に従事。2020年米大統領選では大統領・副大統領討論会、バイデン/ハリス氏勝利宣言の同時通訳を務めた。NHK「ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説担当を経て、現在は法人研修や各種コラムも執筆中。

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