INTERPRETATION
第199回 「わかる、理解する」
wrap head around (わかる、理解する)
To tell you the truth, the President’s speech was difficult. I wasn’t able to wrap my head around it. (正直なところ、大統領の演説は難しかったです。理解できませんでしたね。)
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wrap head aroundは「わかる、理解する」という意味です。特に難解なものを解釈するというニュアンスで使われ、話し言葉です。ただ、いつこのフレーズがお目見えしたのか今一つ調べきれませんでした。でも「頭を包み込む」という光景は何とも面白いですよね。
たいていの英単語には語源があるのですが、wrapを複数の英和辞典で引いたところ、確固たる語源がありませんでした。一方、wrapを使った表現は他にもあり、たとえばwrap-up(結論)、keep … under wraps (計画などを秘密にしておく)があります。
ところで食品を包む「ラップ」は米語の場合、plastic wrapですが、イギリス英語はcling filmです。「引っかかるフィルム」というのが興味深いですよね。もっとも、お皿へのくっつき度合いは日本の商品が最強だと私は思っています。イギリスで暮らしていたころ、「clingしないcling filmだわ~」とボヤキながら悪戦苦闘していたのでした!
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