INTERPRETATION
第56回 交渉に関する表現 その2
皆さん、こんにちは。今回は大阪からお届けしています。覚悟はしていましたが、やはり暑いですね……。でもせっかくの機会なので、山登り、川遊び、海水浴、花火大会など日本の夏を満喫しました!
では今回も引き続き交渉に関する表現を紹介します。
1.ZOPA
ZOPA(ゾーパ)とは、Zone of Possible Agreementの略で「合意可能領域」や「交渉可能範囲」などと訳され、交渉当事者の双方が合意できる範囲を示します。
例えば、AさんとBさんがパンの売買をすると仮定します。売り手のAさんは、最低でもパン1個100円で販売したいと思っています。一方、買い手のBさんは1個300円を超える場合は購入するつもりはありません。この場合、100円から300円がZOPAとなります。300円に近い額で交渉が成立すればAさんにとって有利な交渉で、100円に近ければBさんにとって嬉しい結果となります。
ただし、実際の交渉では値段だけではなくて数や納期など他の条件も加わり、もっと複雑になります。
2.win a concession: 譲歩を勝ち取る
Aさんの要求すべてにBさんが譲歩して合意してくれれば
→ A won all the concessions from B.
3. wide-ranging discussions: 様々なことについて話し合う
「〜について色々と話し合った」と言いたければ
→ We have had wide-ranging discussions about…
以上、交渉に関連する表現を取り上げました。休暇中のため、短めのコラムで失礼します。皆様も残り少ない夏、夏バテに気を付けながらどうぞお楽しみください。
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