INTERPRETATION

第48回 Sticker Shock

木内 裕也

Bazinga!

 年に数回一時帰国で日本に戻ると、東京の物価の高さに驚きます。アメリカ国内でも、私の住む中西部は比較的物価が安いですから、ニューヨークやボストンなどの大きな都市に行くと、価格の違いを目の当たりにします。例えばミシガンならチップを入れて5ドルあれば充分にジョッキサイズのビールが飲めますが、ボストンではそれよりも小さなビールがチップ抜きで7ドルから8ドルします。このような価格の違いに驚いた状態を、Sticker Shockと言います。お店で品物に価格のシール(ステッカー)が貼られていりますが、それを見てShockを受けた状態を想像すると、この表現の由来がわかるでしょう。

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木内 裕也

フリーランス会議・放送通訳者。長野オリンピックでの語学ボランティア経験をきっかけに通訳者を目指す。大学2年次に同時通訳デビュー、卒業後はフリーランス会議・放送通訳者として活躍。上智大学にて通訳講座の教鞭を執った後、ミシガン州立大学(MSU)にて研究の傍らMSU学部レベルの授業を担当、2009年5月に博士号を取得。翻訳書籍に、「24時間全部幸福にしよう」、「今日を始める160の名言」、「組織を救うモティベイター・マネジメント」、「マイ・ドリーム- バラク・オバマ自伝」がある。アメリカサッカープロリーグ審判員、救急救命士資格保持。

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