INTERPRETATION

第26回 Smidgen

木内 裕也

Bazinga!

 難しい表現ではないけれど、学校で学ぶことの限られた表現と言うのはたくさんあります。その1つがSmidgen。Very littleの意味です。例えば「アイスクリームを食べる?」と聞かれて、Just a smidgen.といえば、1口程度で充分ということ。A smidgen of wineを料理をしている時に混ぜると、味がよくなったりしますね。Smidgeという人もいます。Just a smidge(ほんと少しだけ)という表現は比較的便利な表現です。あまり形式ばった表現ではないので、スラングと言うわけではありませんが、一般的には知り合いや友達同士、また家族の中で使う表現です。ビジネスの席で使われているのを耳にしたことはあまりありません。

 

 もちろん、Just a bit.と言っても問題はありません。Smidgeはどちらかというと量を示す表現(アイスを少しとか、ワインを少し)なので、「ちょっと待って」と言うときにはJust a bit.が使えます。Just a secondやJust a minuteももちろんOKです。

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木内 裕也

フリーランス会議・放送通訳者。長野オリンピックでの語学ボランティア経験をきっかけに通訳者を目指す。大学2年次に同時通訳デビュー、卒業後はフリーランス会議・放送通訳者として活躍。上智大学にて通訳講座の教鞭を執った後、ミシガン州立大学(MSU)にて研究の傍らMSU学部レベルの授業を担当、2009年5月に博士号を取得。翻訳書籍に、「24時間全部幸福にしよう」、「今日を始める160の名言」、「組織を救うモティベイター・マネジメント」、「マイ・ドリーム- バラク・オバマ自伝」がある。アメリカサッカープロリーグ審判員、救急救命士資格保持。

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