INTERPRETATION

第23回 March Madness

木内 裕也

Bazinga!

 毎年3月になると、March Madnessというイベントがあります。これは全米大学リーグ(NCAA)のバスケットボール全国大会決勝トーナメントのこと。3月に開催されるので、March、そしてMに合わせてMadnessという語呂です。実際には1回戦が3月に始めるだけで、決勝戦などサイゴン数試合は4月に行われ、今年のトーナメントも先日終わったばかり。アメリカではこのようにMとMで語呂を合わせるなどというAlliterationはよく見かけます。March Madnessでもトップ16のチームをSweet Sixteen、トップの4チームをFabulous Fourといったりします。またスポーツとは関係なく、16歳の誕生日もSweet Sixteenと言いますし、日本でも人気になったドーナツや、Krispy KremeもKでAlliterationをしています。英語を勉強するときに習う早口言葉の、She sells sea-shells by the sea-shoreや、Peter Piper Picked a Peck of Pickles Peppersもその例。新聞記事の見出しになることも良くあります。

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木内 裕也

フリーランス会議・放送通訳者。長野オリンピックでの語学ボランティア経験をきっかけに通訳者を目指す。大学2年次に同時通訳デビュー、卒業後はフリーランス会議・放送通訳者として活躍。上智大学にて通訳講座の教鞭を執った後、ミシガン州立大学(MSU)にて研究の傍らMSU学部レベルの授業を担当、2009年5月に博士号を取得。翻訳書籍に、「24時間全部幸福にしよう」、「今日を始める160の名言」、「組織を救うモティベイター・マネジメント」、「マイ・ドリーム- バラク・オバマ自伝」がある。アメリカサッカープロリーグ審判員、救急救命士資格保持。

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