INTERPRETATION
第12回 one up
人間関係を拗らせる理由は様々ありますが、その1つに数えられるのが、One upではないでしょうか? 会話の中で「あの人がこんな業績を残した」と話題になると、「それはすごい。でも私はもっとすごいことをした」という風に、常に1番でありたがり、相手よりも1レベル上にいようとすることが、One upすることです。Oneというのは、「1レベル」や「1歩」と理解できます。そして周りの人や相手より、上の立場にいたいので、Upなのです。インフォーマルな表現ですから、日常の会話で使うことができます。ただ気をつける必要があるのは、ややマイナスのイメージが付きまとう表現ということ。自分のことばかり話しをする人に、One upしてばかりいないほうがいいよ、と注意できます。もしくは、あまり好きではない人が何か良い成績を残したと聞いて、I can one up that.とやや敵対心を見せることもできます。ですから、何かの勝負で負けを喫し、「見事にやられてしまったよ!」と素直に認めるときはI got one-uppedというと、その素直さが伝わらないことがあります。やや、その事実に根を持っている印象が生まれます。ですから、そんな局面ではHe outdid me.やI tried, but I just couldn’t do it.などのほうがよい表現です。
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