INTERPRETATION

第6回 家の周りの単語(2)

木内 裕也

Bazinga!

前回に続いて、家周りの単語をいくつか紹介します。Floodは洪水という単語として学校で学びますが、水浸しになっていれば河川の氾濫ではなく、地下室が水に使った場合でもFloodといいます。例えば大雨が降ったとき、家の排水ポンプ(Sump pump)が壊れた場合、地下室(アメリカの一軒家の多くは地下にも部屋があります)に水が入ってきます。これもFloodの1つ。Flood lightは投光照明のことですから、水とは関係がありませんが、光がFloodのようにある場所を照らしているということで、イメージの関連性が感じられるのではないでしょうか?

都市部だと駐車場のスペースが限られているのは日本もアメリカも一緒ですが、少し郊外に離れると、道路から自宅の駐車スペースやガレージまで、10メートル、それ以上の距離があります。自分の家の敷地に入って、ガレージまでのアスファルトの部分はDrivewayといいます。ここはもちろん私道ですから、もしもひび割れなどしたら自分で修繕しなければなりません。

庭の手入れには色々な薬剤がつかれます。それをすべて称してChemicalと呼ぶことが多くあります。「化学製品を使って雑草を減らしたり、栄養を与えたりする」という理由でChemicalです。PesticideやInsecticideは害虫を除去するのが目的。Herbicideは雑草の除去。しかし一般的にはBug killerやWeed killerと簡単な表現をすることが多いです。もしくはティッシュをKleenexという商標名で言うように、Roundupなど有名メーカーの名前をそのまま使うこともあります。

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木内 裕也

フリーランス会議・放送通訳者。長野オリンピックでの語学ボランティア経験をきっかけに通訳者を目指す。大学2年次に同時通訳デビュー、卒業後はフリーランス会議・放送通訳者として活躍。上智大学にて通訳講座の教鞭を執った後、ミシガン州立大学(MSU)にて研究の傍らMSU学部レベルの授業を担当、2009年5月に博士号を取得。翻訳書籍に、「24時間全部幸福にしよう」、「今日を始める160の名言」、「組織を救うモティベイター・マネジメント」、「マイ・ドリーム- バラク・オバマ自伝」がある。アメリカサッカープロリーグ審判員、救急救命士資格保持。

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