INTERPRETATION
第4回 Man
今週の単語はMan。中学校1年生で習う「男の人」という意味の単語ですから、なんら難しいことはないのですが、違った意味で使われることが多くあります。特に話者が若い男性の場合、Hey, man. What’s up?と言った風に、Man自体に何の意味もなく、呼びかけとして使われます。Come on, man….と言うのは、ただCome on.(「お願い」「勘弁してよ」)というのと同じです。Come on, mom. Let me do it.(「お母さん、お願い、私にやらせてみて」)では明確に相手(母親)を指していますが、Come on, manであれば、男性の相手に言及しながらも、BobやJohnなどと言う場合とは違って、一般的な表現です。また、ただ単にOh man!と発することもあります。驚きの表現で使われます。カジュアルな表現ですから、ネイティブスピーカーでない話者が使うことは少ないかもしれませんが、この表現に出会うことはあるでしょう。
さて、このManがスペイン語圏(特にメキシコや中米)で使われるようになっているとか。私はスペイン語に詳しくありませんが、スペイン語の会話の最後にManをつける若者が多くなっているようです。アメリカのTV番組などの影響なのでしょう。それをかっこいいと考えているのかはわかりませんが、コンピュータやテレビなど名詞の外来語とは違って、感嘆詞的な表現まで英語がそのまま輸入されるというのは、日本語ではないですね。
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