ENGLISH LEARNING

Vol.11 主語が全く思いつかない英文を作るときの裏ワザ!

にしだ きょうご

きょうごのえいご

こんにちは、テンナイン・コミュニケーションの英語講師 西田匡吾です。

先週は「否定」について解説しました。
■きょうごのえいご 10 否定 英文法~基礎編~
https://www.youtube.com/watch?v=pPelFc9JRRg
「否定」を使いこなせると、自分が伝えたいことを正確に表現できるようになります。何度も練習してみてください。

今週は「代名詞」について、解説します。
代名詞とは、itやoneなどのことなのですが、使いかたを知っていると、英語で文をつくるのがとても速くなります。
例えば、次の日本語を英語にしてみてください。

「このアプリによって、お客様がQRコードを読み込んで商品情報を知ることができるんです。」

日本語も複雑で難しいですよね。
まず最初の「~によって」を何と言えばいいかわからないと、ひと言も英語が出なくなってしまいます。
ここでitのフレーズを使うと、英語の文をつくるのが楽になります。
《もの・こと》 make it possible for《ひと》to do「《もの・こと》は、《ひと》がto doすることを可能にする」というフレーズです。
言い換えると、「《もの・こと》によって、《ひと》はto doできる」という意味になります。
これを知っていると、すぐに文の大枠がつくれます。

This app makes it possible for customers to QRコードを読み込んで商品情報を知る.

ひと言も話せなかったのが、itのフレーズを知っているだけで、文の途中まで一気に話すことができるのです。
これは、英語で話す時の負担をかなり軽減してくれますし、リスニングの際にも文の途中までを一気に理解できるようにしてくれます。
後半は、by doing「doingすることによって」というフレーズを使います。

to learn the product information by scanning the QR code「 QRコードを読み込んで商品情報を知る」

全て組み合わせると、次のような文になります。

This app makes it possible for customers to learn the product information by scanning the QR code.

一見複雑に思える日本語も、パーツとなる英語のフレーズを知っていると、それを組み合わせることで素早く文をつくることができます。
そして、このように文の大部分を一気につくることができるフレーズが、代名詞itのフレーズなのです。
これらフレーズや使いかたを、YouTube「きょうごのえいご」で詳しく解説しています。
ぜひ見てみてください!

■きょうごのえいご 11 代名詞 英文法~基礎編~
https://www.youtube.com/watch?v=qlDMK7IBCLg

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■きょうごのえいご
https://www.youtube.com/channel/UCl_uKZIRixdu1LEcE9QT2UQ

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記事を書いた人

にしだ きょうご

大手英会話学校にて講師・トレーナーを務めたのち、国際NGOにて経理・人事、プロジェクト管理職を経て、株式会社テンナイン・コミュニケーション入社。英語学習プログラムの開発・管理を担当。フランス語やイタリア語、ポーランド語をはじめ、海外で友人ができるごとに外国語を独学。読書会を主宰したり、NPOでバリアフリーイベントの運営をしたり、泣いたり笑ったりの日々を送る。

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