第52回 仕入れた単語を即使うが身に付くコツ
皆様、こんにちは。
皆様はいかがお過ごしですか?
ボキャビルワークショップは30名の方に参加いただき、アンケート結果も満足度99.9%ということでとても充実した時間となりました。
参加いただいた方、誠にありがとうございました。
さて、前回はputting yourself in others’ shoesという表現をご紹介しました。相手の立場になりきって考え、今の現象に違う意味づけをして苦しい過去を解釈しなおすことで、トラウマをかけがいのない賜物にして克服できるということを伝えました。
今までの過去の苦労の見方を変えることはできましたか?
今回は、せっかく単語を覚えても、使う場に困るという相談をよく受けますので、どうしたら自分から覚えた単語を発信できるのかということを伝えていきたいと思います。
覚えた単語をどうしたら使えるのか?に対する答えは実に簡単で、使う場を学んだときに想定しておくということです。
私の場合は、例えばリーダーとして模範を率先して示す率先垂範という表現の訳にぴったりな「leadership by example」を頭に置き、何度も言って口に覚えさせながら、どこで使えるかを想像します。
例えば、leadership by exampleにふさわしい人を想像してみます。
社内公用語を導入した楽天の三木谷さんが社員に英語の勉強を促すと同時に自分も中国語を勉強し始めた。
これはまさにleadership by exampleですよね。
ここまでだけでも実際に同じような人に出会った時にleadership by exampleが口をついて出てくるようになりますが、もっと出やすくするには、どう使えるかを自分で考えてみるとよいです。
School year book、卒業アルバムを見ても、真っ先に自分を捜してしまうのは人間ほぼ皆自分のことが一番に気になるからです。
では具体的にどうするかと言うと、私はleadership by exampleかしら?と思えばいい訳です。英語に関しては、私はleadership by exampleになってると思いますが、整理整頓については全くもって苦手なので、できてないなぁ。と考えるわけです。
そうすると文ではどう使われるのかなって気になりますよね?
そうしたら、My motto is leadership by example.「私のモットーは率先垂範です」のような短い文を作ってみて、Googleに入れてみましょう。
そしてその文そのものが出て来くれば、その文がネーティブも使う表現なんだと理解できますし、A leader leads by exampleといった類似したネーティブが使う表現も仕入れることができます。
Google検索した時に画像をクリックして、リーダーが率先して階段をのぼっていって、フォロワーがそのリーダーに追従してのぼっていく様子を描いたイメージを目から情報として入れることでも、より深くその表現のイメージをとらえられ、使える場が出てきたときに思いつきやすくなるでしょう。
思いついたけれど、口からなかなか出てこないと悩んでいる方であれば、大切なのは最初に書いたように口から何度も声を出して言うことです。この時、できるだけイメージ、使ってる場を想像しながら言うとより効果的です。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。