ENGLISH LEARNING

第47回 突破口には何より自己分析!

小熊弥生

世界衝撃TOEIC攻略法

皆様、こんにちは。

まだまだ寒い日が続きますが、皆様はいかがお過ごしですか?

最近は講演依頼が増えました。

本を出版したおかげですね。

小学校の時から人前で話すことが大好きだった自分としては、まさに自己実現。

とってもありがたいことです。

さらに、アンケート結果を見る度に、私のこれまでの人生で体験して学んだことがお役に立てているんだと実感でき、これ以上ない至福だと感じています。

先日講演会の質疑応答で面白い質問がありました。

「英語学習が進んでしまったらば、英語ができる人が増えて、通訳の仕事がなくなりませんか?」

という質問です。鋭いですね。私もこれについては、よく考えました。

確かに、短期的に見たらそうなのかもしれません。

でも、担当者レベルの社内通訳をする時に、思うんです。

「こういう会議は通訳なしでできた方がよっぽど効率よく生産的にできるのではないか?」と。

役員会議やシンポジウムや国際会議や放送の場ではもちろん私たちが正確に同時通訳することはとっても意味があると思うのですが、ちょっとした社内会議は英語で進められた方が日本の経済にとっては良いのではないかと思います。

そうすれば、英語がどこでも通じる他国に流出してしまうのも防げますし、もっと生産性が上がるのではないかと。

そして生産性が上がって日本の経済が良くなれば、もっともっと国際会議で発言できる日本人が増えるのではないかと思うのです。

そういう場が増えれば、もっと長い目で見て、私たち同時通訳者の活躍の場も増えるのではなかという信念で、英語学習法を広める活動を行っています。

ちょっと良い質問だったので、私のミッションを一度明言した方が良いと思い説明させていただきました。

さて、前回は停滞期を次の突破口の予兆だと解釈することで乗り越えられるということについてお話をしてきました。

今回は突破口をどうしたら作れるのかをお話しましょう。

突破口は英語でbreak throughです。

停滞期に感じる壁を壊して突き抜けるということです。

壁を感じてる時であれば、当然、早く突き抜けて、解放されたいですよね?

それを早めるためにできることがあります。

自己分析です。

医者に行って、診断が間違っていて、誤った薬を処方されても治らないですよね。

それと同じようなことです。

TOEICの点数をあげたいのであれば、なぜ自分の点数が今の点数なのかを明確に分析しましょう。

分析なしに、的確な対応策は考えられません。

英会話であれば、どんな時にいつもつまずくかを書き留めるなどして、パターンを知りましょう。

通訳であれば、どんな場面のどんな訳の時にいつもつまずくかということですね。

雑談であれば、どんな話でいつも終わってしまうのかということを見て、パターンを見つければ、対策が考えられるのです。

次回はパターンを見つけた後にどう対策を作るのかをお伝えします。

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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記事を書いた人

小熊弥生

同時通訳者。ビジネスシーンを中心に活躍し、数百億円規模の商談に多数関わってきた。アンソニー・ロビンズ(世界的ベストセラー作家)やノーベル物理学賞受賞者の来日講演、F1ドライバー(ヤルノ・トゥルーリー)の取材、アメリカ最大のプロレス団体WWEの来日記者会見など、数々のイベントでも通訳をつとめる。 短大入学時点では、英語力は平均以下だった(英検四級、TOEIC280点)。それが独自の勉強法を駆使した結果、3年後には通訳デビューを果たす。フジテレビ番組『世界衝撃映像社』に、「通訳」としてレギュラー出演。

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