第45回 加速的上達には仮想強迫観念が効く!
皆様、こんにちは。
前回はチャンスが来たら、すぐにつかむタイミングの重要性と必ず成功する準備方法について詳しく話をしました。
今回は加速的に学ぶ方法について話をしたいと思います。
同じ1年であっても、人によっては英語をマスターできる人もいれば、初心者のままである人もいますよね。
私自身の中でも、英語は早くマスターできた方だと自負しておりますが、趣味のダンスは本当に恥ずかしいくらい上達が遅いんです。
ということで、自分自身の体験と観察から得た加速的に学ぶ方法について今日は皆様にお伝えしていきます。
個人的な英語セッションやセミナーで一番よく聞くコメントが、自分が本当に上達できるか自信がないので不安というものです。
この姿勢は自分でやると決めきれていない「未決断」の状態です。
英語で言えばcommitしてない。とも言えますね。
スキーで言えば、しっかり足が踏めてなくて、及び腰という状態です。
さて、これは加速的に上達すると思いますか?
簡単ですよね。
この状態では、とても加速的に上達することはできません。
それに対して、もし英語をマスターしなかったら、来年の昇進が危ぶまれるだけでなく、レイオフの対象になるのです、だから今やるしかないのです。
この状態だったらいかがでしょうか?
私の20歳の時の状態がまさにこれに近い状態です。
「英語をマスターできたら、夢見た女性が一人で自活できる。もしできなかったらこの東京という最も豊かな都市のど真ん中で餓死するかもしれない。」
この状態に入ると、先ほどの向いている、向いてないということは一切考えなくなります。
だってやるしかないのですから。
周りの通訳さんでも「(私には)これ(通訳)しかないですから」とおっしゃる方がとっても多いのです。
もし今皆さんが英語を必ず必要とするような状況でないとしたら、そしてたぶん「及び腰」になってしまう方が多いでしょう。
私のダンスに対するこれまでの姿勢がそうでした。
そういう場合はマスターできないか?
そうではないのです。
そういう時に必要なのが、アインシュタインが知識より大切と言っている、そう「想像力」を使いましょう。
想像力を駆使して、できるようになった時に得られる喜びとそしてできなかった時の痛みを想像しましょう。
仮想強迫観念でもいいのです。
英語ができないと死ぬと自分に言い聞かせてしまえば、死ぬ気でやります。
そうすると、その前には感じられなかった極度の集中力のおかげで、必ず以前よりも上手くできるようになります。
そうすれば、これが上達できたという喜びに変わり、これが継続したいと思わせる力になるのです。
そして、さらに努力し、さらに上達する、さらに喜びが変わる。
これが上達の好循環です。
もちろんこの後にはゴルフでもダンスでも英語でも停滞時期が来ます。
その停滞時期の乗り越え方は次回お伝えします。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。