「励む」に”effort”はNG!
○月○日、家具量販店に務めているWさんは展示会で自社製品の説明を行っていました。
そこで通訳者AはNG英語を聞いてしまったのです。
◆NG文◆ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
We make an effort to design furniture that is both stylish and seasonal.
(私たちは季節感があり、かつスタイリッシュな家具を作れるよう励んでいます。)
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「励む=努力する」となり、effortという単語を使いたくなりますが、場合によっては、ネガティブな印象を与える可能性があるので注意が必要です。
◆オススメ英語◆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
We strive to design furniture that is both stylish and seasonal.
(私たちは季節感があり、かつスタイリッシュな家具を作れるよう励んでいます。)
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≪ポイント解説≫
「make an effort to~:~するために励む・努力する」には「実現しない可能性がある」ことを示唆しており、ビジネスシーンに適していない場合があります。
※日本語では「頑張る」、英語では「try to」に近いニュアンスになります。
例:
・I’ll make an effort to get there by 7.
(7時までに着けるように頑張ります。)
・He couldn’t finish the report today, but at least he made an effort.
(彼はレポートを今日終わらせられなかったが、努力はした。)
代わりに「strive to 動詞 / for 名詞: ~に励む」がお勧めです。
この単語には「戦う」という意味もあり、より力強く、全力以上を出し切り、確実に目標に向かっているニュアンスがあります。
例:
✖ We will make an effort to solve this problem as soon as possible.
〇 We will strive to solve this problem as soon as possible.
(この問題をできるだけ早く解決できるよう尽力します。)