アピールしたい時に”appeal”はNG!
○月○日、旅行会社に勤めている社員Tさんは、新商品の営業戦略会議でターゲット層に関しての自身の意見を共有していました。
そこで通訳者AはNG英語を聞いてしまったのです。
◆NG文◆ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
We need to appeal the new tour to the younger generation.
(新しいツアーを若い世代にアピールする必要があります。)
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実は【appeal+目的語】の用法では「~を(裁判所に)上訴する」という意味になり、「~を売り込む、宣伝する」という意味にはなりません。
◆オススメ英語◆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
We need to make the new tour appeal to the younger generation.
(新しいツアーを若い世代にアピールする必要があります。)
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≪ポイント解説≫
まず上記の通り、【appeal(他動詞)+目的語】の用法では、日本語で言う「アピールする」という意味にはなりません。
【主語+appeal(自動詞)+to~】という使い方で「(人心に)訴える、うける、魅力がある」となりますので、この用法を使う必要があります。
例:This new app appeals to teenagers.
(この新しいアプリは10代の男女にうけています。)
他にも【appeal(名詞):魅力】を使って以下のような同義の英文を作ることができます。
・We need to promote the appeal of the new tour to the younger generation.
・We need the younger generation to see the appeal of the new tour.