ENGLISH LEARNING

「落としどころ」はこう訳す

ハイキャリア編集部

あなたはどう訳す?通訳者も悩む日本語表現

なかなか合意点が見いだせない会議で「良い落としどころを探る」ということがありますね。
一見、英訳が難しそうなこの「落としどころ」について今回はご紹介いたします。

(1) Compromise
とても一般的な表現で、「妥協(案)」という意味です。
【例文】
We haven’t been able to find a compromise.
妥協点(落としどころ)をまだ見いだせていない。
*CompromiseはWe have to compromise from time to time.「時に妥協も必要だ」のように動詞としても使うことができます。

(2) Common ground
直訳すれば「共通の土台」ですから、お互いに合意できる内容の意味です。
【例文】
We need to find common ground so that we won’t waste too much time discussing differences.
違いばかり話をして時間を無駄にするのではなく、落としどころを探るべきだ。
*DiscussのあとにAboutを付けてしまいがちですが、Discuss differenceが正しい用法です。

(3) Happy medium
Happyという単語に驚くかもしれませんが、Mediumは「中間」の意味。洋服のサイズでもそうですね。幸せになれる中間地点ということは、折衷案を意味します。
【例文】
After a long discussion, we were finally able to strike a happy medium.

長時間にわたる討議の末、何とか折衷案を見出すことができた。

 

【英語力をアップさせたい方!無料カウンセリング実施中】
これまで1700社以上のグローバル企業に通訳・翻訳・英語教育といった語学サービスを提供してきた経験から開発した、1ヶ月の超短期集中ビジネス英語プログラム『One Month Program』
通訳メソッドを活用して1ヶ月でビジネス英語のアウトプットを強化します。
One Month Program

Written by

記事を書いた人

ハイキャリア編集部

テンナイン・コミュニケーション編集部です。
通訳、翻訳、英語教育に関する記事を幅広く発信していきます。

END