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「該当する」はこう訳す

ハイキャリア編集部

あなたはどう訳す?通訳者も悩む日本語表現

みなさん、こんにちは!
今回の日本語表現は『該当する』です。

以前こちらのコラムでご紹介した「対応する」と同様、「該当する」もビジネスの現場のみならず、セミナーや学校でも頻繁に使われる日本語ですよね。そこで今回は英語で「該当する」にあたる表現をいくつかご紹介します。

(1)「この資料から該当する箇所を取り出して明日までにメールしてください。」
Kindly pick out the relevant parts of this material and email them to me by tomorrow.
● relevant = 該当する、関連がある、(話題に即していて)重要である
すでに共有されている話題などに対して「関連している」という意味で「該当する」という時に使います。逆に、「それは見当違いの議論だよ(話題にズレた議論だよ)」という時などにはThat’s an irrelevant argument.といいます。

(2) 「ファイルをすべて閉じてから該当するドライブを開けてください。」
Close all files and then open the appropriate drive.
● appropriate = 適切な、ふさわしい
appropriateには「正しい」という意味合いも含まれます。マナーやモラルの観点から「ふさわしい」という時もappropriateを使い、逆にその観点から「ふさわしくない」という場合はinappropriateを使います。

(3) 「該当する場合は下記空欄に理由を具体的に述べてください。」
If applicable, please provide specific reasons in the blank below.
● applicable = 該当する、当てはまる
特定の条件に対して何かが当てはまる場合にif applicableもしくはwhen applicableという表現がよく使われます。アンケートなどでよく出てくる言い回しです。

(4) 「上記の条件に該当する場合、追加料金が加算されます。」
If you meet the conditions mentioned above, an extra fee will be charged.
● meet a condition = 条件に該当する、条件を満たす
同様の表現で「meet a requirement (要件を満たす)」というのもあります。契約書や商品の保証書などで使われることが多いです。

※「特になし(該当しない)」はN/A
申請書などに記入する際、条件に該当しないため「特になし」と書きたい場合は、英語では「N/A」と書きます。これはNot Applicableの頭文字をとったものです。

 

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ハイキャリア編集部

テンナイン・コミュニケーション編集部です。
通訳、翻訳、英語教育に関する記事を幅広く発信していきます。

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