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「おつかれさまでした」はこう訳す

ハイキャリア編集部

あなたはどう訳す?通訳者も悩む日本語表現

みなさん、こんにちは!
前回の連載、お楽しみいただけましたでしょうか?早速連載第2回スタートです!

今回の日本語表現は、前回の『よろしくおねがいします』と不動のセット?である『おつかれさまでした』です。
上司、部下、同僚、初対面の相手・・・どんな状況でも使える便利な表現ですが、英語に訳すとなると・・・これほど厄介な言葉はありませんよね。

さて、あなたはどう訳す?

訳す時のポイント
何に対して「おつかれさまでした」というか考えてみましょう。

(1)その日一日の仕事に対して『おつかれさま』を言う時
おつかれさまを言うタイミングの一つは、「仕事が終わって帰る時」ですよね?
この仕事終わりの片づけタイムで、その日一日を振り返った時にふと思った気持ちこそまさに『おつかれさま』の表現につながります。

例えば、仕事がそつなく終わった日は
I’m off. (=今日の仕事は終わり!)やAlright, see you guys tomorrow! (=よし、それじゃみなさんまた明日!)など

逆に、とても忙しかった日は
I’m exhausted, aren’t you? (=今日は疲れる一日だったね)やYou must be tired.(=疲れたでしょう)
などなど、これらの表現は全て『おつかれさまでした』の訳としてオッケーです。

(2) 特定の仕事に対して『おつかれさま』を言う時
何か特定の仕事や作業をやってもらったこと対する労いの言葉としての『おつかれさまでした』には、感謝の気持ちが含まれています。

そのため、Thank you for your time. (=時間を割いてくれてありがとうございます)やI appreciate it. (=やってくれたことに感謝します)
などの表現は『おつかれさまでした』のニュアンスが伝える訳として考えられます。

Thank you for …は日本語の『よろしくおねがいします』や『おつかれさまでした』に匹敵するほどの万能ワードなので、「困った時のThank you!」は覚えておくと便利です。

ちなみに、
Well done! (=いい仕事をしてくれたね)
Thank you for your hard work. (=一生懸命やってくれてありがとう)
という表現は、やや上から目線で「ご苦労だったね」というようなニュアンスが含まれますので、目上の人には使うことは避けましょう。

それでは、みなさん、See you next week!

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ハイキャリア編集部

テンナイン・コミュニケーション編集部です。
通訳、翻訳、英語教育に関する記事を幅広く発信していきます。

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