脚の手入れ
2006年が始まりました。お会いさせて頂いたことのある方、個人的な面識無しにこのブログを読んでくださっている方、今年もよろしくお願いいたします。
話は変わりますが、年末に友人から近所の接骨院を紹介してもらいました。昔から腰が弱く、体のバランスを整えるためのマッサージを週に1回程度受けていましたが、脚を専門に診てもらえる機会をずっと探していました。選手とは違って、サッカーの審判員はボールを蹴りませんが、選手以上に競技場を走り回ります(90分で約10キロから12キロと言われます)。すると、結構脚に負担が掛かります。
日本に戻ってくる直前に、プロリーグの担当審判員を集めて、シーズンを振り返る目的で行われた反省会では、私のようにそれまで脚専門のマッサージを受けていない審判員に対し、「プロ選手を裁く審判員として、それでは選手に失礼である」という言葉があり、日頃のジョギングや筋トレだけではなく、コンディションの調整も重要であることを実感させられました。
それまでは自分で軽くマッサージをしたり、試合後に軽負荷の運動をしたりはしていましたが、これを機に、日本とアメリカの両方で掛かりつけの接骨院を見つけることにしました。友人の紹介で訪れた接骨院では、スポーツ選手を診ることになれた院長から、非常に詳しい説明と治療を受けることができました。すでに数回診てもらっていますが、通訳も審判も、最高のパフォーマンスを出せる環境を自ら作り出す点は共通していると感じました。日頃のジョギングや筋トレは、通訳であれば単語や表現を覚えるのにつながります。競技規則の理解を深めることは、新聞や雑誌から最新の英語を習得することに似ています。そして体のバランスを調整することは、体調や喉の調子を気遣うことと共通しています。やや自分の行いを反省すると共に、今年は「コンディション作り」をキーワードに頑張ろう、と思っています。