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学生との共同作業
3月末にラテンアメリカの経済統合と安全保障に関するシンポジウムで通訳を行うことが決まっています。個人的なつながりから依頼を頂いた案件ですが、いつものお仕事はちょっと違うことが1点。一緒に同時通訳を担当するのは、7名の大学生です。様々な条件の下、同時通訳を勉強している学生のOJTを兼ねよう、ということになり、私がそのまとめ役を行うことになりました。
かつて私もOJTとしてブースに入り、先輩通訳者のパフォーマンスを見ながらちょっとだけ通訳をする、ということをして大きな経験と自信になりました。今回は立場が逆になってしまいますが、学生チームが最高のパフォーマンスができるように、色々とサポートをしたいと考えています。
学生の大半はラテンアメリカに関する知識も、経済や安全保障についての専門的な理解もありません。学生によっては同通の勉強を始めてまだ1年経っていない学生も・・・・・・ 何が起こるかわかりませんし、サポート役の私への負担がどれだけ大きくなるかわかりませんが、今からワクワクしています。
先日、学生集団のチーフを務める人と話をする機会がありました。彼女は通訳学習暦は数年あり、逐次通訳であれば外部で行ったことがあるそうです。それでも授業でない同通は初めてとの事。私の同通初体験の話(手も声も振るえ、差し出されるメモを見る余裕も無かった忘れられない10分間でした)をすると少し安心したようでしたが・・・・・・
これから各自でそれぞれのテーマについて勉強することになります。通訳の勉強を始めて数ヶ月の段階で、外部で同通をする機会などめったにありませんから、そこで最高の経験ができるようなサポートをしたいと思っています。3月末のブログを乞うご期待です!