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花粉症と通訳

Hubbub from the Hub

通訳・翻訳者リレーブログ

花粉は年中飛び散っているようですが、世間を騒がす花粉シーズンはやはり春。その季節がやってきました。これまでどの花粉にアレルギー反応を起こしているのか検査したことはありませんが、鼻水、くしゃみ、目のかゆみといった症状を考えると、やはり花粉症。3月に入って、悩まされています。

しかし通訳という仕事では、花粉症は難敵。くしゃみばかりしていたら、通訳が出来ません。マスクをしての通訳もムリ。イヤホンから流れてくる通訳の声のバックミュージックに、私が鼻をかむ音が入るのも避けなければなりません。放送通訳で数万人の視聴者の耳に、ティッシュペーパーを触る音を聞かれてしまうのも避けたい…… しかしそうは言っても、突然やってくるくしゃみや、洪水のように押し寄せる鼻水(汚くてごめんなさい)は抑えるのは至難の業。かくして私は春になると、通訳をしながら集中力の半分は花粉対策に費やさざるを得ません。

仕事が始まる前に洋服を叩いて、服に付着した花粉を取ります。そしてすぐにトイレで顔を洗います(顔に花粉が付いているかは不明ですが)。そして余裕があれば鼻や目を洗う小道具で洗浄。仕事が始まれば、ボックスティッシュをかばんに忍ばせ、会議の隙を見つけては静かに手当てを施します。ブースで自分の順番が来る前には必ず退出し、それからの15分に向けてproactiveな対応。社内会議などであれば、花粉症に苦しんでいる参加者が、私の個人的なよき理解者に思えてきます。

シソを食べるといい、とか色々な対処方法があるようですが(ちなみに私はシソが嫌いです)、他の通訳者はどうされているのでしょうか? きっと花粉症の通訳者も沢山いると思うのですが……

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Hubbub from the Hub

幼い頃から英語に触れ、大学在学中よりフリーランス会議通訳者として活躍、現在は米国大学院に籍を置き、研究生活と通訳の二束のわらじをはいている。

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