ドリームパワージョンレノンスーパーライブ
リハーサルの為にステージに上がったオノ・ヨーコさんは、マイクを持つとバンドメンバーに向かって、はっきりと分かりやすく指示すること数分。あたかも毎日ステージに上がっていると思う程落ち着いた様子。じっと直立不動で聞くバンドメンバー(かなり緊張している顔つき)そしてリハ開始。I Want You To Remember Meを一曲“ブチカマス”(言葉はよくないけどまさにそんな感じでした)とマイクを戻してから後ろを向いてにこっと笑い“簡単だったでしょ?”バンドメンバーは思わず緊張がとけた様子でした。鳥肌の立つような迫力に思わず、“ヨーコさん、凄かったです!”といったら、“でもちょっと恐いでしょ、これ?”
このリハーサル風景は10月7日に行われたドリームコンサートでの事。
今年はジョンレノンが亡くなってから25年、ジョンが生きていれば65歳という記念すべき年です。
恵まれない子供達が、学校を建てることで教育を受けられるなら、きっと将来に希望が持てるというヨーコさんの思いからスタートしたドリーム パワー ジョンレノン スーパー ライブは第5回目を迎えました。アジア、アフリカの諸国に建てられた学校の数は去年までで42校にもなり、今年は50校目の建設を目指しています。去年よりかなり盛り上がっていたようで、最後のイマジンの合唱の時は会場の空気が一つになっていたのが感じられました。
“一人でみる夢はただの夢、誰かとみる夢は現実になる。”というヨーコさんの気持ちが沢山の人の心を動かしているような気がします。事実参加したミュージシャンの中には多額の寄付金を持参された方もいらっしゃいました。
ヨーコさんから今まで学んだ頃、衝撃を受けたこと、嬉しかった事はあまり多くて表現できないくらいです。帰国された後は暫くこの衝撃は続きます。ヨーコさんのエネルギー、創造力、思いやり、迫力、優しさなどなど全て何回お逢いしても大変新鮮に新たな衝撃と共に強く伝わってきます。
来年も又元気なヨーコさんにお逢いするのを、今から楽しみにしています。