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魔女の街 Salem

昼顔

通訳・翻訳者リレーブログ

オレンジ色を中心としたハロウィーンのデコレーションが街の至るところで見受けられるようになった今日このごろ。こういう季節だから魔女狩りの街として有名なSalemに出かけてみました。NYからは車で4時間程度、Bostonから北に16マイルのところに位置する小さな雰囲気のある町です。

この長閑な街で魔女狩りが行われたのは1692年。
最終的な処刑者数は不明ですが、不信感により異常なほど緊張感が高まり、集団の恐怖心理が渦巻いていった状況は、この現場となった場所に立ってもどうしても実感がわきません。

どちらかというと、今は国内外からの観光客たちが喜んでお土産グッズなどを買う様子などから、むしろ「魔女のテーマ・パーク」という感じですね。Salemには魔女関連意外にアジア関連の美術収蔵では有名な美術館「Peabody Essex Museum」もあります。ただ、一見したところ、石畳の街にそぐわないガラスばりの建築であまり街並みと調和していない感じです。

さて、霊感が弱くない私は霊スポットに行く時は必ず塩を持参します。もちろん今回も魔女裁判の歴史背景を考えると持参した方が賢明と持っていきました。しかし、杞憂だったようで、今回はそれほどの霊気がなく安心しました、はい。

話は逸れますが、こういう場所にも決して好きで行くわけではないのですが、哀しいかな、仕事で避けられない場合もあります。個人的に今まで訪れた場所で最も霊気が激しく、体にビシバシと感じたのは、La Conciergerie(ラ・コンシエジェリー:アントワネットが死刑前に入っていた牢獄)とChateau de Chillon(シヨン城)でした。
<フランス語のアクサンが付いておりませんので、ご了承を!>

みなさんも美しすぎる訳あり観光地にはお気をつけくださいませ!!

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記事を書いた人

昼顔

外資系金融、在ジュネーブ日本政府代表部での勤務を経て、外務省職員として採用。帰国後は民間企業にてインハウス通訳者としてキャリアを積み、現在は日英仏フリーランス通訳者として活躍中。昨年秋からはNYに拠点を移す。趣味は数年前から再び始めたバレエと映画鑑賞と美味しいモノの食べ歩き。

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