Thanksgiving
11月第4木曜日(今年は26日)はアメリカでは伝統的な休日です。実家に帰る人も多く、マンハッタンなどこの時期は人も車も少なく閑散としており、いつもの騒音に慣れているせいか、少し寂しい気もします。
新天地アメリカに自由を求めて入植し移住したものの、新しい世界は生き抜くには厳しい環境。その苦境の中、ネイティブ・インディアンたちからこの地で生きていくためのノウハウを教わり、秋に収穫をなんとか迎えたことを祝うための宴、それがThanksgivingです。この宴に登場する代表的な食材としては、トウモロコシ、栗、芋、カボチャ、クランベリーなどでしょうか。
また、恒例のパレードは人気のキャラクターがバルーンとなって空を行脚するイベン、TVで生中継もされるため子供たちが本当に楽しみにしています。徒歩圏内だったのでちょっと覗いてみましたが、ちょうどディズニー映画「Toy Story」のBuzz Lightyearとアニメ番組「Dora the Explorer」のDoraがゆっくりと空を舞っておりました。
そして感謝際の主役であるターキーをアメリカ人でもないのに(!)挑戦してみました。
ただ入手から大変。農家からFEDEXで直送させる友人もいますが、店ではターキーを重量毎(10−20パウンドと20−30パウンド)にコーナーに分かれていました。10パウンド=8名分が目安とのことで、その中でも小さいターキーを探すのにどれだけ時間をかけたことか?!最近は小さいモノを求める消費者も多いようで、小ぶりのターキー売場はごったがえしていました。やっと8パウンド程度の子がいたので、しかと小脇に抱え、帰宅したほどです。
料理上手の知り合いからもらったレシピを基に、とにかくパサパサしがちなターキーをいかにしっとりと焼き上げるかに配慮しました。火の通りを一定にするためにひっくり返す度に、肉汁を全体にベイストし、夫婦二人がかりで半日の時間を費やして、食卓についたときには二人ともぐったり…。
最後にTVでふと目にした「Charlie Brown Thanksgiving」の番組で思わず笑っちゃったシーンをご紹介します。子供たちを対象にしたこの啓蒙アニメの最後で、念願の収穫を終えた食卓でターキーに舌鼓を打つSnoopyとWoodpecker。え、これって広義で共食いじゃないか…しかも自分よりも大きなターキーを平然と食べているWoodpeckerってなんだか怖いわぁ。