バハマ旅行:コンク貝編
前回も書きましたが、今回はバハマ旅行の目玉であるコンク貝料理についてです。
コンク貝は日本ではあまり知られていませんが、和名はピンクガイ。その名の通り、淡いピンク色や白色のホラ貝に似た巻き貝の一種です。食用はもちろん稀少なピンクパールやジュエリーの素材となる母貝はバハマにとっては貴重な天然資源と言えます。
今はやや持ち直したようですが、一時期は食用のためにこのコンク貝が乱獲されたため、「ワシントン条約の付属書㈼」に該当するこの貝を政府が厳しい捕獲制限を課し、きちんと管理しています。
とは言いつつ、今回の旅行ではコンク貝の消費に加担してしまったわけですが、バハマに少しながらも外貨を落としたと前向きに考えることにしましょう。さて味は癖もなくいたってシンプル。噛み応えはそれほど弾力性が強いわけでもなく、どちらかというとイカのそれに似ているような気がしました。
コンク貝そのものの魅力を一番味わえるのはやはりコンク・サラダ。店によって若干異なりますが、新鮮なコンクをワイルドにぶつ切りにし、玉ねぎ、トマトと赤唐辛子のみじん切りとざっと合わせ、塩、コショウとライムの搾り汁だけで味付けした一品。個人的にはエキストラ・ヴァージン・オイルを少し垂らすともっと美味かも?!と思いましたが、バハマの地ビールであるKalikと合わせると毎日…いや毎食食べても飽きないはず。
また他の料理方法としては、コンク・フリッターやコンク・チャウダーもなかなか美味しかったです。これらの料理法は旧イギリス領だった影響かもしれません。地元のデリや気取っていないレストランだと、ほとんどの料理の価格帯が付け合わせを入れても10ドル程度でした。
ほぼ毎食食べたはずなのに、今、これを書いていてもまた食べたくなるコンク料理。そのためには再び赴くしかないのですね。次回があるとすれば、海やプールに躊躇いなく入水できる位の暑い季節に行きたいものです、はい。