春の予感: Groundhog Day
毎年2月2日はGroundhog Dayです。日本でも2月3日の節分が立春の前日であるように、北米大陸でも2日に春の到来を占う行事が各地で行われています。
まずこのGroundhogですがウッドチャックとも呼ばれ、リス科の中では最大の動物とのこと。かなり前の話になりますが、子供のころ大好きだった(主題歌も歌えます!)アニメ番組『山ネズミ ロッキー・チャック』って放映されていましたよね。あの主人公がまさにGroundhogです。
この占い行事ですが、ウィキペディアによると、凄腕占い師であるGroundhogは2月2日に冬眠から目覚めるものの外に出て自分の影をみて驚いて巣穴に戻ったことが由来になっています。
快晴=影を見ることになる=驚き巣穴に戻る=春はあと6週間ぐらい
雨や曇り=影自体を見ることはない=そのまま外に出る=春はそこまで来ている
となるとのこと。
さて、今年のNYのイベントは例年にも増して盛り上がっていました。滅多なことでは生中継をしない地元ニュース局が、当日は朝からStaten Island Zooでの式典の様子を長々と生中継していました。
中継するにはそれなりの理由があったのです。例年、同式典に参加するNY市長のBloombergの動向に注目が集まったため。昨年は巣穴から出たがらないGroundhogを無理やり力づくで引き出そうとした際、市長は思いっきり指を噛まれてしまい、それが大ニュースになってしまいました。
ですから今年はしっかりと分厚い手袋で完全武装した市長。今年は大丈夫なのか…と思っていると、やはり今回もぐずるGroundhog。TV局や視聴者の期待どおり、市長がまたもや無理やり巣穴に手を突っ込んだときは、周囲のスタッフは慌てふためき、式典参加者からは思わず「おぅ」という歓声があがりました。
残念ながら(?!)何も想定外の出来事は起こらず、肝心のGroundhogはそそくさと巣穴にもどったため、NYの春は6週間先という占い結果とあいなりました。