正しい年始め
正月は、まとまって連続TV番組などをいっきに観たりするのが、正しい過ごし方のように思っています。昔、元旦にいきなり祖母が亡くなりました。人からあんな死に方をしたい、と言われるほどハッピーな逝き方だったし、まだ学生だった私は、悲しみより、ええ?! という感覚が強かったため、新年イベントがなくなったことに途方にくれていました。ビデオ屋もなかった当時、いつも祖母の仕切りでやっていた花札(孫からお年玉を巻き上げていた——あぶく銭、身につかず、覚えておおき! by祖母)などすることがないので、暇をもてあましていたとき、地元のUHF局が『猿の惑星』一挙放送として1から4までを一日中やって、すごく助かったぁ、という記憶があるからでしょう。『猿の惑星』4作品連続ってすごくないですか? しかも正月に。できれば『オーメン』3作続けて、とかそういうのも正月にはふさわしい気がするのですけど。『オーメン』とか一気にみたら、6という数字に過剰反応するようになるだろうなぁ。今年は『24』の他には、チャングムですね。
昔の少女マンガの要素が完璧に抑えられているチャングムは、すごくおもしろかった。そして昔そうだったように、私はヒロインの「いい子」チャングムより、敵役のクミョンが大好き。当時から、必ずしも敵というわけではなくても、気持ちを他の人に理解してもらえない孤高のキャラに共感します。『エースをねらえ!』ではお蝶夫人というのは当然として、『ベルばら』でもジェローデル大尉(?オスカルの近衛連隊の部下で求婚する人)がお気に入りキャラ。古いところでは孤高とは言えませんが、『リボンの騎士』も魔女の娘ヘケート(?名前うろ覚え)とか、『魔法使いサリー』も何気ないすみれちゃんの意地悪が好きだったりしました。
少年マンガでもたとえば『ドラゴンボール』ではピッコロさんのファン。そうだ、ドラゴンボールのTVシリーズをいっきに見ようって、おいおい、そろそろお仕事モードに戻る時期……。
写真は、うちの冷蔵庫に張りついて「魔貫光殺砲」を放つ、孤高のピッコロ氏。