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Got Milk?

仙人

通訳・翻訳者リレーブログ

少し前に、牛乳の消費が落ち込んで北海道で生乳を捨てるという話を聞いて、牛乳普及協会から表彰されてもいいぐらいミルク好きの私は、ひどく心を痛めていたところ、お話当番で、小山さんに続き、工藤さんも乳製品削減計画! ショック! だめだめ、ミルクは完全食品、と中学の家庭科で習いましたよ! ミルク好きの人は基礎代謝が高いそうですから。私もすごく基礎代謝が高いのですが、ミルクを飲むから代謝が高いのか、代謝がいいから、たんばく質の多いミルクを欲してしまうのか、原因と結果に不明点はあります。
でも、20年位前まで、アメリカなどでは極端な「卵=悪党」だったのに、10年くらい前からまた、卵はgood for youに変身したんですから。ちなみに私は卵も大好き。好きで食べれば何でもgood for youなのよ、と健康情報にうんざりしていたニューヨークの友人が言ってました。チョコ好きの彼女に、日本じゃチョコは健康にいいってことになったよと教えると、これにもGood for you!でした。とにかく、おいしいといただけるものは、いいことにしましょうよ。
和食が嫌い、というか「まあ、はずすことはないだろう」的な和食のポジショニングに何となく許せないものを感じてしまう私は、いけないことと同義に使われる「食の欧米化」という表現にぴぴっと反応してしまいます。欧米化が問題なのではなくて、近代化・現代化が問題なんでしょう、と思うわけです。だってね、日本人が欧米の人より長生きするようになったのって、ここ数十年のことで、その最大の理由は、和食を適当にインスタントで作ることが最近まで比較的難しかったからではないかと。きちんと用意された食事なら、何料理でもそんなに悪いはずはないように思えるし、最近の日本の料理に使われる化学調味料の多さを考えると、今後も和食イコール体にいいものっていうのは、疑問なのです。外国に住んで帰国すると、化学調味料に、う・うっとなるのですが、ずっと日本にいると感じなくなります。だから、ちょっと怖い気がして、化学調味料にはすごく敏感な、ジャンクフード・フリークの私です。
そうそう、私もホームベーカリー愛用者。かのさんと同じく、朝、パンの香りが満ちているのが大好きです。そこには、やっぱりミルク、でしょう?

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記事を書いた人

仙人

大学在学中に通訳者としての活動を開始。卒業後は、外資系消費財メーカーのマーケティング分野でキャリアアップ。その後、外資系企業のトップまでキャリアを極めた後、現在は、フリーランス翻訳者として活躍中。趣味は、「筋肉を大きくすることと読書」

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